真・行・草の中で最も正規の格式をはずしたたたずまいの座敷。
具体的には、長押(*1)を付けず丸太柱に土壁であることが、草の座敷に共通する特徴である。
草庵風な茶室はこれに属する小間で、「草の小座敷」ともいわれる。
それは「佗の小座敷」の性格にも通じる。
*1 なげし
細長い長方形の角柱状切石をいう。
建物の基壇などの縁取りに用いられるが、造園材料としては雨落や花壇などの縁石などに用いる。
また、石橋としたり、敷石や飛石の中に配したり、用途は広い。
幅が広いものは、その形から短冊石という。
屋根葺きの一種で、檜皮を葺き材にしたもの。
檜(*1)の樹皮を立ち木のまま剥ぎ取ったものを、下から順次に葺き竹釘を打って留める。
檜皮は緩やかな曲面を作ることができ、見た目に優雅上品で、瓦葺きよりも軽快である。
*1 ひのき
茶湯釜。
繰口、肩は丸みを帯び下がり、胴はほぼまっすぐになる。
羽落ち丸底で布・砂・たたき肌などで鐶付は鬼面。
製作についての逸話が幾つかあるが定説はない。
安土桃山時代後期頃からの好釜として製作されたと考えられる。
禅宗の用語。
古人の説法や問答に、寸評を付けること。
またはその言葉。
韻文のものを頌古(*1)、短い散文のものを著語、やや長いものを拈古(*2)とよぶ。
宋代には、著語は本則の一句ごとにつけられる傾向があり、『碧巌録(*3)』はその代表である。
*1 じゅこ
*2 ねんこ
*3 へきがんろく
仏教用語。
米二、三分、水七、八分で炊く。
粥十利といい、僧食として十種の利ありとする。
禅林では朝食に粥を食するのが原則であるところから朝食の意ともなる。
平常の白粥のほか、正月十五日の小豆を入れた紅調粥、成道会の雑穀を入れた五味粥などがある。
透垣(*1)の一種で、輪郭の芯に当たる部分を萩にし、上部は丸くして弧を描くようにし、下部、すなわち内部は黒穂で張ってゆき、中央部に二、三の扇形の覗き窓を意匠した垣根である。
風を通し、萩や黒穂を材料にしているので、この名称がある。
*1 すいがき