2018年7月27日金曜日

研切蒔絵 とぎきりまきえ



蒔絵の一技法で、墨絵風の濃淡のあるごとき効果をねらう時に用いられる。

室町時代に宋元の水墨画が日本に入ってきた時に、その画風を蒔絵に再現しようとして工夫されたものである。

墨絵研切蒔絵、あるいは単に墨絵蒔絵ともいう。

2018年7月20日金曜日

遣水 やりみず



庭園の中に作った流水。

平安時代や鎌倉時代の庭園ではこれを重視し、その曲折に工夫を凝らし、水中の底石、流れを変化させる横石、水越石などの配置に苦心した。

室町時代以後、枯山水の庭が流行するとともに衰えることとなった。

2018年7月13日金曜日

七種茶碗 しちしゅのちゃわん


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長次郎・光悦・ノンコウなどの茶碗のうち特に選ばれた代表的優作七種をいう。

これは長い鑑賞の歴史から自然に起こった呼称であって、同じような意味で五種・十作などの称もある。

長次郎七種(利休七種)・光悦七種・ノンコウ七種などが有名。