2016年1月29日金曜日

豊公井戸 ほうこういど



名水の一つ。

京都北野天満宮の楼門下の東側にある。

天正15(*1)10月朔日、北野大茶会の当日に秀吉が点茶に使ったと伝えられている。

昭和1210月朔日の昭和北野大茶湯にはこの井戸を取り込んで、本席の天正舎が設けられた。

2016年1月22日金曜日

越前窯 えちぜんよう



福井県丹生郡織田町・宮崎村付近に点在する古窯群。

須恵器を母体として生まれ、壺や鉢などが主な遺品である。

鎌倉時代初期は穴窯で焼かれ常滑焼と区別しがたい。

室町時代のものは特徴ある刻文や押印があり、江戸時代にかけてはお歯黒壺が多く焼かれた。

2016年1月15日金曜日

佗助椿 わびすけつばき



花名。

佗介椿とも書く。

椿科の常緑喬木。

佗助宗全と称した笠原宗全が愛用した椿であるところからこの名があるという。

椿の中では最も小輪。

開花期は3月から4月。

葉も他に比べると小形で細い。

主な種類に数寄屋佗助・太郎冠者などがある。


2016年1月8日金曜日

三方 さんぼう



神仏や貴人に物を供するのに、また儀式のときに物をのせるのに用いる台。

白へぎの方形の折敷を方形の足に重ね付けたもので、足の三面(前と左右)に刳形の孔が穿たれている。
 
四面にあるものは四方と称する。

茶湯では床の熨斗飾りなどに用いられる。