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2022年8月5日金曜日

簾 すだれ


葭(*1)を揃えて麻糸で編み、上下に割竹を添えたもので、竹の皮付の方を外にして折釘に掛ける。

茶室の下地窓・連子窓・貴人口の外側に掛け、席中の採光の調節を図る。

小間には皮付の葭、広間には皮むきの葭を使う。

また絹の縁布の付いたものは御簾(*2)と称する。

*1 よし
*2 みす

2020年10月16日金曜日

秋風袖垣 あきかぜそでがき


透垣(*1)の一種で、輪郭の芯に当たる部分を萩にし、上部は丸くして弧を描くようにし、下部、すなわち内部は黒穂で張ってゆき、中央部に二、三の扇形の覗き窓を意匠した垣根である。


風を通し、萩や黒穂を材料にしているので、この名称がある。

 

 

*1 すいがき

2020年6月26日金曜日

油障子 あぶらしょうじ


防水性をもたせた障子の一種。

 酢で練った糊を障子紙に塗り、更にその上から油を塗ったもの。

 または柿渋に油を混ぜて塗ることもある。

 多くは西の内紙を使用する。

 出入り口や茶室の突上窓などの屋外に面して雨のかかる場所に用いられる。


 

2020年6月5日金曜日

葭障子 よししょうじ


(*1)障子の一つで、障子(明り障子)の紙の代わりに葭を編んで作った簾を用いたもの。

葭簾戸・葭戸ともいう。

葭障子に用いる葭は琵琶湖周辺で産出する大尽葭が最良。

葭の本来の読み「あし」が「悪し」に通じるのを忌み「善し」とよんだという。


*1 すだれ



2020年5月8日金曜日

青柳茶 あおやぎちゃ


五月の新茶期の芽が伸びきった葉から作る茶。

新芽の全葉が伸びきるまでには、十日近い日数がかかる。

早く開いた葉は、十日もすると、成葉に近くなるので細く揉み上がらない。

従って、精製工程で篩い分けられ番茶なみの扱いとなる。

川柳などもこれに属する。


2020年3月13日金曜日

湯返し ゆがえし


棚物や台子などを用いた点前の終わりに、柄杓で水を汲んだ後、ただちに一杓湯を汲み、その湯を再び釜に返すことをいう。

柄杓を柄杓立または棚の上に飾る場合に行い、柄杓の合が早く乾くようにするためである。

但し運び水指の場合には行わない。

2020年1月3日金曜日

鶴玉子香合 つるたまごこうごう



 鶴の玉子を半割にして内側を漆で補強して蓋とし、身は鎌倉彫風に一閑が細工している。

現存するものは、鶴玉子の内側に如心斎(*1)の花押があり、身は破損のため12代一閑が補いこれを極め、碌々斎(*2)の追銘で「千代の友」とあるものがある。


*1 じょしんさい = 表千家不審菴7世家元

*2 ろくろくさい = 表千家不審菴11世家元



2019年12月20日金曜日

桶茶 おけちゃ


 江戸末期から大正時代頃にかけての飲茶風俗。

直径・高さ20センチ位の桶に、番茶の煎じ汁に塩で味付けして、簡単な茶筅で攪拌し泡を点てて飲む。

日本各地に見られたようだが、特に山間の畦畔(*1)茶などで自家用の茶を作って飲むことのできる地方に多かった。



*1 けいはん = 水田に流入させた用水が外にもれないように、水田を囲んで作った盛土等の部分のこと。



2019年5月10日金曜日

機械摘み きかいつみ



茶摘みでの手摘みに対していう。

簡単なものは袋を付けた大きい鋏(*1)を使う。

シリンダー型やバリカン型などの動力を用いたものもある。

能率は手摘みの比ではないが、茶の品質は落ちる。

機械摘みをするためには発芽前に茶園の摘採面を刈り揃えておかねばならない。


*1 はさみ

2019年5月3日金曜日

御茶吟味役 おちゃぎんみやく



徳川将軍家が使用する宇治茶を試飲した役職。

この役目は織田信長・豊臣秀吉が天下の覇者として存在した頃から設置されていたと伝え、武野紹鴎、北向道陳、千利休、古田織部と相承されたという。

近世中期には京都所司代へ宇治師が試み茶を持参し行うようになった。