2015年4月24日金曜日

直江兼続 なおえかねつぐ


永禄3年〜元和5年。

安土桃山の武士。

上杉謙信に用いられ、その没後景勝に仕えた。

天正10年直江家を継ぎ、同16年従五位下山城守に叙任。

学文に通じ、茶人としても有名で『宗湛日記』慶長21024日の条に伏見での茶会の記録がある。

2015年4月17日金曜日

堀出唐津 ほりだしからつ



唐津焼の一種。

陶質は堅く、釉色は青黒を帯び、高台内に皺紋があるのをよしとする。

堀出の称は、火加減の度が過ぎたり、歪んだり、欠損したものを陶工が不用として土中に埋めたのを、後世になって彫出したことによる。

2015年4月10日金曜日

躙上りの石 にじりあがりのいし


躪口(*1)のすぐ前に据えた石。

躪口に上がるのに両足が楽にそろえられるだけの天端(*2)が必要であるが、あまり大ぶりの石は用いられない。

茶室に入るために最もよい高さや茶室との間隔が配慮される。

沓脱石、踏石、踏段石ともいう。

*1 にじりぐち

*2 てんば

2015年4月3日金曜日

種壷 たねつぼ



昔農家で種子を貯蔵したという壷。

伊賀・信楽・備前・常滑・丹波・瀬戸などの古窯で焼かれている。

室町時代の末頃から茶人によって採り上げられ、茶入・水指に用いられた。

『酒井宗雅茶会記』では「備前種入 ぬりふた」などとある。