ラベル 名水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 名水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年8月14日金曜日

閼伽井 あかい

 

閼伽は梵語で、供養・功徳の意。


仏や貴賓に備える物をさし、その容器やその内容(浄水・香水)、供物を意味する。


仏に供える水をいい、仏寺に於いて自然に湧出する井泉・閼伽を汲む井戸を閼伽井と称した。


静粛な茶湯における井泉・水屋の根源をなすものと考えられる。

2017年1月6日金曜日

若水 わかみず


井華水(*1)ともいう。

宮中で立春の日の早朝、主水司(*2)が天皇に奉った水。

また一般に、立春の早朝、あるいは後世ではもっぱら元旦に一年の邪気を避けるため寅の刻前(*3)に汲んで用いる茶。

茶湯では、元旦に井戸より汲んで大福茶に用いる。


*1 せいかすい
*2 もいとりのつかさ

*3 午前2時から午前3時まで


2016年1月29日金曜日

豊公井戸 ほうこういど



名水の一つ。

京都北野天満宮の楼門下の東側にある。

天正15(*1)10月朔日、北野大茶会の当日に秀吉が点茶に使ったと伝えられている。

昭和1210月朔日の昭和北野大茶湯にはこの井戸を取り込んで、本席の天正舎が設けられた。

2013年6月7日金曜日

醍醐水 だいごみず


京都上醍醐の准胝観音堂の傍にある名水。

醍醐寺開山の理源大師が初めて醍醐山へ登った時、老翁が現れてこれを教え、その美味に理源が「ああ醍醐味なるかな」と嘆賞したという。

醍醐とは、酥(*1)を精製してとる液で、濃厚甘美で、薬用などにされる。

*1 じゅんていかんのうどう
*2 そ = 牛や羊の乳を煮詰めて濃くしたもの。



---

2013年1月11日金曜日

千代野井 ちよのい


名水の一つ。

京都智恵光院五辻、本隆寺本堂付近にある。

鎌倉時代、金沢顕時の息女千代野姫が景愛寺を創建した時に掘った井戸。

天明の大火の時、この水を汲み堂宇にかけたので同寺は災を免れたと伝えられる。

また、 疫病を消滅するという伝説もある。



---

2012年11月9日金曜日

中川の井 なかがわのい



名水の一つ。

京都中京寺町二条下ル妙満寺境内にあった。

能阿弥が発見した洛中の七名水の一つとして名高い。

古くは中川という川筋にあったところからこの名が付けられた。

昭和43年,同寺が岩倉幡枝に移転したのに伴って中川の井の石碑もこの地に移された。


---

2012年9月7日金曜日

宇治橋三間の水 うじばしさんのまのみず

名水の一つ。

宇治市の宇治橋の三の間から汲み上げる宇治川の水をいう。

宇治川の水は、琵琶湖の竹生島弁財天の社殿下から湧き出るとか、瀬田唐橋下の龍宮からの湧水などと伝えられる。

豊臣秀吉もこの水を汲ませて点茶用にしたといわれる。


2012年8月3日金曜日

誕生水 たんじょうすい

足利義政の同朋衆の能阿弥が選んだ洛陽七名水の一つと伝えられる。

京都の六孫王神社(*1)内にある。

源満仲(*2)が産湯に使った水であるというところからこの呼名がある。

元々の井戸は新幹線の高架橋の下になり、現在は新たに井戸が掘られている。

*1 ろくそんのうじんじゃ
*2 みなもとみつなか

---

2012年6月22日金曜日

お池の水 おいけのみず

名水の一つ。

京都室町御池の摂政関白藤原師実邸跡と伝える一画にある。

石垣で四壁を囲んだ深さ一丈余りの凹地の底に円形の井筒が苔むしている。

現存する名水跡のうちで最も形態を保っているものとされる。


---

2011年9月16日金曜日

三斎井戸 さんさいいど

京都北野神社の鳥居内にある、名水の一つ。

北野大茶会に細川三斎が茶席松向軒をこのあたりに設けて、茶の水を汲んだ遺跡であるといわれる。

井戸の周囲に松の根が巻いていることで名高い。

なお松向軒は現在は大徳寺高桐院にある。

2011年5月27日金曜日

滋野井 しげのい

名水の一つ。

京都中京区にある。

平安時代初期の学者滋野貞主の屋敷内にあったことからこの名があり、洛陽七名水の一つといわれた。

現今では石組の井筒が残り、側に石標が立っているのみの廃井となっている。


---

2011年2月11日金曜日

石井の水 いしいのみず

名水の一つ。

京都下京区西塩小路石井町の水薬師にあったが、現在は埋められている。

水薬師の水ともいわれた霊泉で、平清盛の熱病を冷やしたという伝説で名高い。

希薄なからみを帯びることがあることからそのあたりを塩小路というようになった。

2010年9月17日金曜日

塩竈池 しおがまのいけ

名水の一つ。

京都市の寺町五条本覚寺の境内にある。

かつては塩竈の井戸があったと伝えられているが、水脈が断たれた現在は池だけが残っている。

「塩竈井」と刻まれた石の井筒も現在では所在不明となっている。 

2010年2月5日金曜日

菊水の井 きくすいのい

京都室町四条の金剛能楽堂内にあり、武野紹鴎の夷堂の手洗い井戸であったという伝えがある。

また、高台寺の下道、下河原通りにも、ほかに菊水の井と言われる名水があり、三条小鍛冶がこの水で刀を鍛えていたという。

2008年10月24日金曜日

観世水 かんぜみず

名水の一つ。

京都市大宮今出川にある。

足利義満が観世太夫に与えた屋敷の内に在ったので、この名がある。

この井戸の水はいつも流水のように渦を巻いているので、渦巻きの水を『観世水』と称し、それを模様化したのが観世模様である。

2008年8月29日金曜日

亀の井 かめのい

名水の一つ。

京都市堀川花屋町本圀寺境内にある。

織田有楽が愛用した茶の水として、鶴の井とともに知られている。

本圀寺の仁王門を入ると、左の方に鐘楼があり、その前の藤棚の脇に井戸屋形が存し、今は日常の飲用に供せられている。

2008年1月18日金曜日

白湯所望 さゆしょもう

『素湯所望』とも書く。

名水点や名水扱いなど名水を使っての点茶の場合に、客が白湯を所望して亭主の心入れを賞味することをいう。

また亭主から「もう一服、いかがですか」と勧められた時に、白湯を所望することもある。

2007年11月9日金曜日

椿の井戸 つばきのいど

堺の利休邸の跡に在った利休遺愛の井戸。

名称の由来については、井戸の側に椿の木があったからだとも、昔は井戸の水を清澄にするために椿の木を焼いた炭を井戸の底に沈める習慣があったからだともいう。

2007年8月31日金曜日

醒ヶ井 さめがい

名水の一つで、京都市醒ヶ井六条にあった。

佐女牛井(*1)とも呼ばれている。

わが国最古の茶湯の水と伝えられ、珠光・紹鴎らの愛用の水という。

その後、井筒も埋み隠れたのを、元和二年(1616)織田有楽(*2)が再興し、井筒に刻銘を残した。

*1 さめぐい
*2 おだうらく