真・行・草の中で最も正規の格式をはずしたたたずまいの座敷。
具体的には、長押(*1)を付けず丸太柱に土壁であることが、草の座敷に共通する特徴である。
草庵風な茶室はこれに属する小間で、「草の小座敷」ともいわれる。
それは「佗の小座敷」の性格にも通じる。
*1 なげし