六十一歳をいう。
再び生まれ年と同じ干支(十干十二支)が巡ってくる時には、六十一歳になっている。
本卦還り(*1)ともいう。
華甲・華甲子というのは「華」の文字を「十」の字六個と「一」の字一個に見立てての称。
祝賀の茶会や茶事などが催される。
*1 ほんけがえり
名物裂の一つ。
地は白、文様は蝶。
互の目に配された蝶文様の向きが、正逆交互ではなく、上段は正・逆・正・正・逆、下段は逆・正・逆・逆・正の順に置かれ、飛び交う蝶の様を生き生きと織り表している。
名称の由来は不明。
時代は明代中期以降のもの。
実業家・茶人(*1)。
製糸貿易を経営して成功、横浜第一の財閥となる。
古美術品を愛好、その鑑識に長じ、蒐集につとめた。
横浜に三渓園を設け、「臨春閣」などを移築する。
茶道を嗜み、益田鈍翁、高橋箒庵、岡倉天心らと交友、大師会を主催する。
*1 明治元年-昭和14年(1868-1939)
興福寺の学侶の多聞院英俊法印の日記。
刊本5冊。
原本は散逸し写本が興福寺に残っている。
当代の社会経済資料としても珍重されるが、茶湯に関する資料も豊富である。
茶器・茶湯座敷にも及んでいる。古田織部が茶湯名人と記されている。
野々村仁清の作品のうち、信楽風な作品を特にこう呼ぶことがある。
仁清が信楽に赴いて製作したのではなく、粟田口(*1)などに伝わる信楽写の技法を習得し、黒谷土に砂を混ぜたりして製作したものかと推察されている。
作品には水指・花入などがある。
*1 あわたぐち
水飴を加えた煮汁で、汁がなくなるまでとっくりと煮込む。
「飴炊き」ともいう。
鯉・焼鮒(*1)・焼鯊(*2)などのほか、栗・イチジクなども好まれる。
便法として、飴を用いずに砂糖ばかりで煮込み、仕上がりに味醂(*3)で味を調えることもある。
*1 やきぶな
*2 やきはぜ
*3 みりん
室町時代を主として、土佐派などの大和絵に対して、宗元画に倣って描かれた水墨画をいう。
通常如拙をその祖とし、周文を経て雪舟等揚で頂点に達し、桃山時代に狩野永徳・長谷川等伯・海北友松らが装飾性を加えた障屏画を描いた。