禅宗の用語。
古人の説法や問答に、寸評を付けること。
またはその言葉。
韻文のものを頌古(*1)、短い散文のものを著語、やや長いものを拈古(*2)とよぶ。
宋代には、著語は本則の一句ごとにつけられる傾向があり、『碧巌録(*3)』はその代表である。
*1 じゅこ
*2 ねんこ
*3 へきがんろく
仏教用語。
米二、三分、水七、八分で炊く。
粥十利といい、僧食として十種の利ありとする。
禅林では朝食に粥を食するのが原則であるところから朝食の意ともなる。
平常の白粥のほか、正月十五日の小豆を入れた紅調粥、成道会の雑穀を入れた五味粥などがある。
透垣(*1)の一種で、輪郭の芯に当たる部分を萩にし、上部は丸くして弧を描くようにし、下部、すなわち内部は黒穂で張ってゆき、中央部に二、三の扇形の覗き窓を意匠した垣根である。
風を通し、萩や黒穂を材料にしているので、この名称がある。
*1 すいがき
昭和59年3月、京都市左京区南禅寺に開館。
創立者の野村得七(号得庵)は、野村財閥を築いた。
一方その傍ら藪内流の茶道を習い、風流にいそしんだ。
そのコレクションは得庵が、明治から昭和にかけて収集したもので、茶道具が主体である。
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庭石の一種。
京都市右京区嵯峨地区、主として保津川流域から採取される自然石。
色彩は種々であるが、暗青色が主で、白条が縦横に入り、美しく品格のある石である。
古くから庭石として愛好され、天竜寺庭園ほか多くの名園に用いられている。