2012年7月27日金曜日

団茶 だんちゃ

茶を固形にして使用を便にしたもの。

中国宋時代に多く用いられた。

日本には平安時代に最澄や空海といった唐に留学していた僧によってもたらされ、宮廷貴族に愛飲された。

団茶の形は方形・円形・短冊形・花形など色々ある。


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2012年7月20日金曜日

曽呂利新左衛門 そろりしんざえもん

秀吉のお伽衆として仕え、頓智の才が抜群で落語家の始祖とも言われ数々の逸話を残した。

堺で刀の鞘を作っていて、その鞘には刀が”そろり”と合うのでこの名がついたという。

茶を利休に学び、香道・詩歌・俳諧・書画などにも長じていた。

2012年7月13日金曜日

二人静金襴 ふたりしずかきんらん

名物裂(*1)の一つ。

足利義政が能の「二人静」を舞った時の能装束に用いられた裂と伝えられる。

紫地の金襴で、向かいあった鳳凰の丸紋が互の目に配されている。

大名物「北野肩衝茶入」、名物「浅茅肩衝茶入」などの仕覆に用いられている。


*1 めいぶつぎれ = H24.7.5発行分

2012年7月6日金曜日

名物裂 めいぶつぎれ

鎌倉時代から江戸時代中期にかけて渡来した特定の染色物。

名物茶器を保護したり、装飾したりする目的で当時の茶人たちの見識で選ばれた。

その名称は、所持者や伝来者の名を冠したり、名物茶器の名称や生産地名をその呼称とするのが多い。