2012年2月24日金曜日

道釈画 どうしゃくが

道教や仏教、儒教などの教義の如何に関わらず、人生の指標とすべき人物を画題とした絵画。

中国で唐時代末に始まり、鎌倉時代末以降の日本でも描かれた。

水墨画形式が多く、釈迦、維摩、羅漢、達磨や、寒山拾得などが多く題材にされた。


2012年2月17日金曜日

茶通箱 さつうばこ

もとは茶の通い箱であったが、現在では二種の濃茶を客にもてなすときに用いる。

亭主の用意した茶と、客から到来の茶との二種の濃茶を点て分ける点前で、相伝科目となっている。

利休形は、用材が桐で、寸法は大小伝えられている。


2012年2月10日金曜日

柿葺 こけらぶき

筋目が通って削ぎやすく水に強い杉や椹(*1)、檜(*2)などを薄く割って板を作り、それを重ねて屋根を葺き上げる方法。

最近では市街地での法規の制約や、また同時に資材と職人の不足などで急速に衰退しつつある。

*1 さわら
*2 ひのき