2018年11月9日金曜日

水栗 みずぐり



生の栗をむいて塩水にさらし、懐石の最後に菓子に添えて出す。

韓国で食事の合間にこれを食べる風習があり、小堀遠州が朝鮮使節接待役の折に、この風習を学んで懐石に採り入れた。

口の中をさっぱりさせ、毒消しであるということで伝わっている。


2018年11月2日金曜日

雲脚 うんきゃく



粗茶のこと。

室町時代の辞典『下学集』に、「悪茶の名也、言は茶泡の早く減え(*1)浮雲の早く過ぎ去るが如き也」とある。

ちなみに良き茶は「鷹爪(*2)」といったとある。

応永・永享年間(*3)に貞成親王の伏見御所で台所での「雲脚茶会」を行ったという例がある。


*1 きえ
*2 ようそう
*3 1394~1441

2018年10月26日金曜日

板木茶湯 はんぎちゃのゆ


茶湯のあらゆる約束ごと、故実を知るのは、その眼目であるが、判で押したように振る舞い、何のはたらきもなく、融通のきかない茶人のこと。

『宗旦伝授』にある。

習いなきが極意なりという境地に至らぬ者をさしていう。

2018年10月19日金曜日

ルイス=フロイス るいす ふろいす



(*1)
ポルトガル人イエズス会宣教師。

永禄5(*2)に来日し、信長・秀吉の知遇を得た。

天正15(*3)、伴天連(*4)追放令が出てからは長崎に在住した。

著書の『日欧文化比較』は文化史としても重要で、茶湯についても触れており彼の茶湯観が知られて興味深い。

*1 1532 – 97
*2 1562
*3 1587
*4 ばてれん = キリスト教が日本に伝来した当時の、カトリックの宣教師の称。