2020年9月11日金曜日

上田宗箇流 うえだそうこりゅう


上田宗箇を祖とする茶道流派。


宗箇は広島藩家老として国政に参与したため、直接教授せず、野村休夢・中村知元を「上田家茶事預かり師範」として茶技を伝えた。


以降、野村・中村家が交替して師範となる。


現在は16代上田宗冏 (*1) 氏が家元として活動されている。



*1 うえだそうけい

2020年8月28日金曜日

煤竹 すすだけ

 

煤けて赤黒くなった竹。


民家の屋根の下地や天井の竹が長年にわたってかまどや囲炉裏の煙を受けて煤けたものを素材とする。


磨くと美しい茶褐色の色艶を帯びるので、茶筅をはじめとする工芸品の材料や茶室の建材などとして愛好される。

 



2020年8月21日金曜日

青木木米  あおきもくべい


明和4年〜天保4(*1)


江戸後期の京都の陶工・文人画家。通称を佐兵衛。


木米は号で、ほかに九々鱗・古器観・聾米(*2)などがある。


製陶技法を京都の奥田頴川(*3)に学び、古陶器を模倣して造る摹陶(*4)の技に優れ、唐物写の名手とうたわれた。

 

*1 1767~1833

*2 ろうべい

*3 おくだえいせん= 1753~1811

*4 もとう



2020年8月14日金曜日

閼伽井 あかい

 

閼伽は梵語で、供養・功徳の意。


仏や貴賓に備える物をさし、その容器やその内容(浄水・香水)、供物を意味する。


仏に供える水をいい、仏寺に於いて自然に湧出する井泉・閼伽を汲む井戸を閼伽井と称した。


静粛な茶湯における井泉・水屋の根源をなすものと考えられる。

2020年8月7日金曜日

茶具図絵 ちゃぐずえ

 

茶具の寸法書。


著者・発行年未詳。


一冊。


台子・棚・円板・灯台・露地行灯その他の茶具の高さ・幅などの寸法、板の厚さ、および各部分の色塗りなどについて記したもの。


すべてを図解して、各部の寸法を記している。

2020年7月31日金曜日

赤玉香合 あかだまこうごう


呉須赤絵の型物香合。

丸形で大きさに変化があり、大中小と分けられている。

小は小丸といわれ、ことに珍重される。

この種の多くは、器表を四方に割り、赤地、あるいは赤丸と花文を交互に配し、華やかな意匠にしている。

型物香合西方二段二十一位。


2020年7月24日金曜日

一味同心 いちみどうしん


同じ物を飲食すると人々が一体になるという信仰に基づき、多くの人々が共同で飲食して一体感を呼び起こすこと。

キリスト教の聖餐式(*1)・禅寺の茶礼・結婚式の盃事などはこの信仰に基づいた共同飲食の儀礼である。

濃茶の飲み廻しの根底にも、この考えがある。


*1 せいさんしき