2008年8月15日金曜日

継色紙 つぎしきし

伝 小野道風筆の古筆切。

古今集・万葉集などの歌を書写した私撰集。

もともと冊子で、和歌1首が2ページにわたっているために、掛物とした場合、かならず2枚が継がれているので、この名がある。

半首切(*1)・木之葉色紙(*2)とも言う。

*1 はんしゅぎれ
*2 このはしきし

2008年8月8日金曜日

高野切 こうやぎれ

伝 紀貫之筆の古筆切(*1)。

古今集の現存最古の写本。

仮名書きの名品。

巻首の断簡が秀吉から高野山の木食上人応其(*2)(1536-1608)に与えられ伝来したので、この名称が生まれた。

当初は21巻あったが、現在は9巻分しか残っていない。

*1 こひつぎれ
*2 もくじきしょうにんおうご

2008年8月1日金曜日

古筆切 こひつぎれ

和歌集を主とする、平安・鎌倉時代の優秀な古書蹟の筆跡断片を称する。

筆者は有名な公卿・歌人・僧侶などが多い。

東山時代の古典復興や茶湯が盛んになるにつれ、名筆の鑑賞も高まり、掛幅などにするようになった。

2008年7月25日金曜日

七事式 しちじしき

茶道の心技修練を目的として制定された式法。

如心斎宗左(*1)が一燈宗室(*2)などに相談し、大徳寺の無学和尚にも教えを乞い、花月・且座・廻り炭・廻り花・茶カブキ・一二三・員茶の七つの式を、『碧巌録(*3)』の「七事随身(*4)」に因んで制定。

*1 じょしんさいそうさ = 表千家七世
*2 いっとうそうしつ = 裏千家八世
*3 へきがんろく
*4 しちじずいしん

2008年7月18日金曜日

井上世外 いのうえせがい

天保6年〜大正4年(1835-1915)。

名は聞多(*1)、ついで馨(*2)と改めた。

長州出身で、倒幕運動のリーダーとして活躍。

元老として明治の政財界に重きをなした。

茶湯に親しんだのは益田鈍翁らの誘いによるもので、邸内に東大寺四聖坊八窓庵の茶室を移築。

*1 もんた
*2 かおる

2008年7月11日金曜日

朝鮮唐津 ちょうせんからつ

唐津焼の一種。

天正から寛永年代(1573-1644)頃の所産とされる。

海鼠釉(*1)と黒飴釉を掛け分けにしたもので、土質は赤黒である。

水指や花入が多い。唐津で焼かれ、作風が朝鮮中部の諸窯で焼かれたものの流れを汲むところからの称。

*1 なまこぐすり

2008年7月4日金曜日

ぼてぼて茶 ぼてぼてちゃ

出雲地方(*1)で古くから民間に親しまれた飲茶風習。

大振りの茶碗に茶の花を乾かしたのを番茶のように煮出し、穂と柄の長い茶筅の先に塩を少しつけ、茶を点てるようにして飲む。

泡立てる時にぼてぼてと音を立てるところからの称。

*1 いずもちほう = 島根県