植木の一種。
日本全国各地に自生するマツ科の常緑針葉樹高木で、姿も美しく品格があり庭木として愛好される。
幹皮が赤く、そのために赤松と呼称される。
曙松(*1)ともいう。
黒松の強い濃緑の男性的姿に対照して女松(*2)ともよばれる。
*1 あけぼのまつ
*2 めまつ
蹲踞の役石の一つ。
手水鉢に向かって右側ないし左側、湯桶石の反対側に据え、手燭を置く石。
灯台石ともいう。
また中潜の内側の飛石の傍に据えてある石のことをもいう。
丈を高く、また上面は扁平なものを選び、手燭をのせやすいようにする。
横に細長い三畳敷。
豊臣秀吉の黄金の茶室は平三畳であった。
秀吉や津田宗及は平三畳を好んだのに対し、利休は三畳敷の場合、深三畳を好んだ。
平三畳は間口が一間半(*1)で四畳半と共通の構えを保持しているのが特徴である。
*1 約2.7メートル
?〜明治16年(*1)。
名は敦、復堂・桂陰・純叟などと号した。
金沢の茶人で、代々薬種商を営み、嘉永6年(*2)には町年寄となっている。
茶湯は玄々斎宗室(*3)に学び、茶器の収集および鑑定に長じ、当時、大阪の平瀬露香と併称されたといわれる。
*1 1883年
*2 1853年
*3 げんげんさいそうしつ=裏千家11世