播州赤穂で造られた陶器。
鋳物師大島黄石が、嘉永初年(*1)頃、江戸今戸焼の土風炉師作根弁次郎に陶法を習って始めたものと伝える。
無釉・磨光・焼締の焼膚に煙による窯変を表した雲華焼を得意とした。ほかに楽焼や交趾写なども手がけている。
*1 1848