久保惣記念美術館 くぼそうきねんびじゅつかん

昭和57年(*1)10月、大阪府和泉市内田町に開館した。

綿織物業者久保惣太郎の収集品。

蔵品は絵巻・書蹟・唐鏡および和鏡を主に陶磁・金工・漆工などで、そのうち国宝2点、重要文化財28点を含んでいる。

なお、庭園内には茶室「惣庵」「聴泉亭」もある。

*1 1982

公式サイトはこちらから↓↓

http://www.ikm-art.jp/index.html

利休箸 りきゅうばし

-->

利休好みの食箸で、客の喫飯用に初めから膳に添えられている。

赤杉の柾目材(*1)を使い、両端を細く削り、手に持つ部分が扁平に作られた箸。

利休は客を招く日の朝に自ら両端を細く削り出して、その芳香をもてなしたと伝えられる。

*1 まさめざい

嘉納鶴翁 かのうかくおう

-->

文久2年~昭和26年(*1)。

近代の数寄者。

灘の名酒「白鶴」の醸造元。

名は治兵衛、鶴堂と号した。

茶は石州流を学ぶ。

美術品のコレクターとして、そのジャンルは広い範囲にわたる。

現在、そのコレクションは白鶴美術館に収められている。

*1 1862 ~ 1951