2014年3月7日金曜日

出山釈迦図 しゅつざんしゃかず


画題。

釈迦が山中六年間の苦行にもかかわらず悟りを得られず、雪山を出てくる姿を描いたもの。

仏伝中の一つで、禅宗では、釈迦を覚者として荘厳された姿でなく人間として捉えたところから、苦行釈迦図とともにたびたび描かれ、指標とされた。