2011年1月7日金曜日

大服茶 おおぶくちゃ

新年の祝儀の茶で、「大福」とも書く。

大服とは元来、茶を多量に点てることを言うが、「服」が「福」に通じるところから祝儀の茶とされた。

近衛家煕(*1)の邸では、正月七日に嘉例の「大服ノ御茶湯」があったことが、槐記(*2)に残されている。

*1 このえいえひろ = 予楽院 (1667-1736) 摂家公卿。
*2 かいき = 近衛家煕の侍医 山科道安が、家煕の言行を収録したもの。