2010年4月30日金曜日

根津美術館 ねづびじゅつかん

東京の南青山にあり、東武鉄道の社長などを務めた根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品を保存、展観を行っている。

中でも仏教美術、青銅器、茶の湯道具については世界的にも傑出したコレクションを誇っている。


根津美術館のサイトはこちら。

2010年4月23日金曜日

片栗 かたくり

ユリ科。原野や丘陵地に自生する多年草。

4月頃紅紫色の可憐な花を下向きにつける。

葉は淡緑色で粉をふいたように白色を帯び、大小色々な形の斑紋があって色合いが美しい。

この花の球根から採った澱粉(*1)がほんとうの片栗粉である。

*1 でんぷん

2010年4月16日金曜日

松永耳庵 まつながじあん

(1875~1971)本名 安左ヱ門。

長崎県壱岐の出身で、慶応義塾に学び、後に福沢桃介(*1)を助けて福松商会を創め、しだいに実業界に名を得、その手腕は電力界の鬼とまで評された。

一方茶道の理論にも通じ『茶道春秋』をはじめ数々の著述が残されている。


(*1)ふくざわももすけ = 福沢諭吉の養子で「日本の電力王」と呼ばれる。

2010年4月9日金曜日

閑翁宗拙 かんのうそうせつ

(?〜1938) 号 壺天。

宗旦の長男でまた茶法も宗旦から受けたが、代は継がずに別に一家を構えた。

書は光悦に学び達筆である。

また法衣を着し大刀を佩びた画像が伝えられているが、その風貌から気骨ある人物であったことがうかがわれる。

2010年4月2日金曜日

江戸千家 えどせんけ

川上不白(*1)を開祖とする流派の一つ。

不白は表千家7代如心斎宗左のもとで薫陶を受け、30歳のころ師の命を受けて江戸へ下り、千家の茶を広めることに尽力。

爾来二百十有余年、維新後の欧化主義や大戦など、幾多の混乱期を乗り越えて守られてきた。

*1 かわかみふはく