二巻一冊の茶話・茶史書。
藤村庸軒が師の千宗旦の茶話を聞き書きしたもの。
庸軒の娘婿の久須美疎安(*1)の編纂。
宗旦の茶話として利休の茶湯や利休の逸話が多く収められているので有名。
元禄10年(1679)序、同14年版行。
*1 ふじむらようけん = 慶長18年~元禄12年(1613-99) 宗旦四天王の一人
*1 くすみそあん = 寛永13年~享保13年(1636-1728) 宗旦四天王に加える説もある。
2010年1月29日金曜日
2010年1月22日金曜日
2010年1月15日金曜日
南方録 なんぼうろく
博多の立花家に千利休の秘伝書として伝わった全七巻の茶伝書。
堺南宗寺集雲庵の僧、南坊宗啓が書いたと記されているが、実在が確認できず、原本の発見者の立花実山が編集したと考えられている。
重要資料として現在の「わび茶」の概念の形成に大きな影響を与えた。
堺南宗寺集雲庵の僧、南坊宗啓が書いたと記されているが、実在が確認できず、原本の発見者の立花実山が編集したと考えられている。
重要資料として現在の「わび茶」の概念の形成に大きな影響を与えた。
2010年1月8日金曜日
花びら餅 はなびらもち
ごぼうと白味噌餡とピンク色の餅を、餅もしくは求肥(*1)で包んだ和菓子。
平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、宮中のおせち料理の一つと考えられてきたが、後に新年のお菓子として使われるようになった。
*1ぎゅうひ=もち米の粉をといて蒸したもの
平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、宮中のおせち料理の一つと考えられてきたが、後に新年のお菓子として使われるようになった。
*1ぎゅうひ=もち米の粉をといて蒸したもの
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