2010年1月22日金曜日

稲妻 いなづま

ノンコウ(楽家三代の道入)作の黒茶碗。
ノンコウ七種の内。

江岑(*1)銘で、漆黒の地に朱釉が交わった景色を稲妻と見立てて名付けられた。

表千家伝来で由緒深く、家元の代替わりの茶事にのみ持ち出されるのが習わしである。

*1 こうしん=表千家四代