2008年3月14日金曜日

躙口 にじりぐち

草庵茶室における特有の客の出入口。

古くは、「潜り(*1)」とも呼んでいたが、織部が中潜(*2)を案出してから、それとの混同を避けて、躙り上り、躙口と呼び慣わされてきた。

躙口の仕様はすでに利休時代に完成していたと考えられる。

*1 くぐり
*2 なかくぐり= 中門の一種。