2021年9月3日金曜日

卓袱料理 しっぽくりょうり

卓袱とは、中国で食卓の覆い、転じて食卓をいう。

卓袱料理は、いわば中国料理を日本化したもので、主に魚肉を用い、各種の器に盛って食卓に並べ、各人が取り分けて食べる。

長崎料理ともいい、精進の場合は普茶料理(*1)といわれる。

*1 ふちゃりょうり

2021年8月27日金曜日

山挽き  やまびき


挽物(*1)木地を作る時に原材を鉈(*2)などで木取りをしそれを荒挽きする。

その無作為の挽き目に雅趣がありそのまま漆を塗って仕上げることをいう。

しかし水分の多い生材のため狂いが激しいので、更によく乾燥して挽き上げ改めて山挽き風に挽き目を入れることもある。


*1 ひきもの
*2 なた

2021年8月20日金曜日

団扇画 うちわのえ

 
団扇は中国に始源し、儀礼用として奈良朝の日本においても使用されているが、斗形(四角い料紙)とともに宮廷画院絵画の定形の一つとなり、日本に移入される。

団扇画が一般に普及したのは江戸時代の元禄年間ごろである。

2021年8月13日金曜日

羅 ら

織物の一種。

「うすもの」・「うすばた」ともいわれる。

中国古代に始まり、我が国には奈良時代に渡来し、法隆寺・正倉院などの上代裂に多い。

中世になると技術的に衰退したが、中国では宋・元・明代と続き盛んに作られた。

2021年8月6日金曜日

柄杓立 ひしゃくたて


柄杓と火箸を挿し立てておく器。

元来は皆具の一つであったが、皆具から離れた好み物・型物などがある。

台子と長板の総飾りのときに使用する。

素材には金属・陶磁器などがあり、地紋のあるものも多い。

鶴首・下蕪・四方・耳付などの形がある。

2021年7月30日金曜日

回り縁 まわりぶち


天井と壁とが接するところに取り付ける見切り縁。

したがって本来は二つの材を納めるためのものであるが、室内への意匠的要素も強く、書院座敷などでは二段に回して重ね縁とすることもある。

また茶席では丸太や竹を用いることが多い。

2021年7月23日金曜日

掛錫 かしゃく

禅宗用語。

修行僧が行脚をやめ、僧堂(道場)に入門、長くとどまって修行生活をすること。

臨済宗では掛塔(*1)という。

錫は錫杖(*2)で一種の杖。

昔、禅僧が行脚する時には必ずこれを携行し、寺院に滞留する際には壁に掛けておいた。

ここから生じた語。


*1かた、かとう
*2 しゃくじょう