2020年6月12日金曜日

且座喫茶 しゃざきっさ


「且」はしばらくの意。

したがって、この句は「しばらく坐して茶を喫せよ」と読み、「どうぞ、まあ、お茶をおあがり」というほどの意味である。

唐代で日常の挨拶語として使われていたらしいが、『臨済録』に禅問答の語として使われている。

2020年6月5日金曜日

葭障子 よししょうじ


(*1)障子の一つで、障子(明り障子)の紙の代わりに葭を編んで作った簾を用いたもの。

葭簾戸・葭戸ともいう。

葭障子に用いる葭は琵琶湖周辺で産出する大尽葭が最良。

葭の本来の読み「あし」が「悪し」に通じるのを忌み「善し」とよんだという。


*1 すだれ



2020年5月29日金曜日

青備前 あおびぜん


備前焼のうち、特に還元焔(*1)焼成気味に焼き上がり、素地中の鉄分が黒青色に発色したものをいう。

明和から寛政頃の伊部手の作品に多く、徳利・小壺・小甕などのほか、置物など彫塑(*2)的な作品にも見受けられる。

そのため青伊部ともよばれる。

*1 かんげんえん
*2 ちょうそ

2020年5月22日金曜日

下草 したくさ


庭園植栽の下木のことで、下木下草と総称するように、下木と区別されているわけではない。

したがって、草物だけをいうのではなく、下木を下草とも称する。

主として添え物の植栽として意匠する。

草木のものでは、ツワブキ・葉蘭・シダなども含まれる。

2020年5月15日金曜日

青石 あおいし


庭石として愛好され、また建築材料として一部で用いられる石材である

庭石として古くから賞美された青石は、紀州青石・阿波青石・伊予青石などである。

青石は南北朝時代の作庭から用いられ始め桃山時代、江戸時代に最も多く用いられた。

2020年5月8日金曜日

青柳茶 あおやぎちゃ


五月の新茶期の芽が伸びきった葉から作る茶。

新芽の全葉が伸びきるまでには、十日近い日数がかかる。

早く開いた葉は、十日もすると、成葉に近くなるので細く揉み上がらない。

従って、精製工程で篩い分けられ番茶なみの扱いとなる。

川柳などもこれに属する。


2020年5月1日金曜日

煮付け につけ


煮物のうち煮汁をほとんど残さず、甘辛く煮上げたものをいう。

鍋の周囲にこびりついた煮汁を、濡れ布巾で丁寧に拭い取ると苦みが混じらない。

煮汁をたっぷりに仕上げたのは、煮付けに対してさわ煮といっている。

野菜類を煮付けたものは、旨煮(*1)である。


*1 うまに