2014年5月9日金曜日

小袖餅 こそでもち



熊本県宇土の銘菓。

小豆の晒しをもち米の皮で包んだ小粒の餅で、白色と薄紅色の餡二種類がある。

天正十四年(1586)宇土城主名和伯耆左衛門尉が、茶店でこの餅を食べ、餅代の代わりに小袖を切って茶屋の娘に渡したことからこの名がついたといわれる。


2014年5月2日金曜日

卯花墻 うのはながき


国宝。志野茶碗。

銘は茶碗の景に因んで「山里の卯の花がきのなかつみち雪踏み分けし心地こそすれ」の古歌による。

志野茶碗の筆頭にあげられる名碗で、造形・図柄・発色・品格など全てに卓越している。

はじめ冬木家(*1)のち、三井家の所蔵となる。

*1 江戸時代中期の江戸深川の材木問屋。


2014年4月25日金曜日

十種香札 じゅっしゅこうふだ


七事式の際に順序の決定や点前の評定などに用いる札。

十個の小箱の中に札が十二枚ずつ入っており、表には一箱同じで菊・桐・松・竹・梅・桜・柳・萩・水仙・牡丹の絵が描かれる。

裏には一・二・三、月一・二・三、花一・二・三と「客」が書かれている。


2014年4月18日金曜日

露山焼 ろざんやき



西本願寺法主第十九世本如上人の御庭焼。

本如上人の命で清閑寺の裏山采嶺渓に仁阿弥道八が文政七年に開窯した。

のちに慶入も訪れて作品を残している。

作品には「露山」の瓢印が捺され、藪内流の茶家に作品が多い。

2014年4月11日金曜日

金海茶碗 きんかいちゃわん



朝鮮釜山の和館の窯に注文して焼かせた御本茶碗の一つ。

肌に「金海」の彫銘の入ったものがあるので、この名が出た。

磁器質の胎土で、かなり高温で焼かれている。

また釉の上に引掻き傷をつけるのが癖で、金海の猫掻きといって珍重される。






2014年4月4日金曜日

姥ヶ餅焼 うばがもちやき



近江草津の陶器。

姥ヶ餅茶屋の主人が、餅を盛る皿や湯呑などを作るため江戸中期に始めたといわれる。

高台に姥ヶ餅の焼印形を利用したと思われる大きな押印がある。

茶器としては黒楽の茶碗や交趾写の銘々皿があるが、黒楽は左入に託して焼かせている。


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