2008年5月16日金曜日

箱炭斗 はこすみとり

水屋用の炭斗で、勝手炭斗ともいう。

桑製で手付きの四方形。

席中の炉や風炉の火をつぎ足すために用いる。

道具炭、切炭、香溜を入れて、火箸を手前の手に添えて立て、釜鐶をかけ、他方に板釜敷をかけて羽箒をのせて持ち出す。

2008年5月9日金曜日

益田鈍翁 ますだどんおう

嘉永元年〜昭和13年(1848-1938)。

名は孝(*1)。三井物産社長。

佐渡奉行所役人の家に生まれ、維新後、三井財閥の形成に尽力するなど明治・大正の財界に重きをなした。

美術品、茶道具を収集、大師会・光悦会などの大茶会をしばしば催す。

*1 たかし

2008年5月2日金曜日

千家十職 せんけじゅっしょく

千家が指定した十家の茶道具職家の家系。

永楽家(土風炉師)、大西家(釜師)、奥村家(表具師)、黒田家(柄杓師)、駒沢家(指物師)、土田家(袋師)、中川家(飾師)、中村家(塗師)、飛来家(一閑張細工師)、楽家(茶碗師)の十家。

2008年4月25日金曜日

銅鑼 どら

元来は打楽器であって、銅製の円盆形で、中央部が半球形に突起している。

茶湯では通常、小間の茶室の茶事の際に、中立ちして腰掛にいる客を迎える合図として用いる。

通常は、『大・小・大・小・中・中・大』と、七点打つ。

2008年4月18日金曜日

北向道陳 きたむきどうちん

永正元年〜永禄5年(1504-62)。

本姓は荒木だが、北向きの家に住み、北向と改めたという。

空海より東山流(将軍家茶湯)の茶法を受け、唐物目利きとしても知られたが、門弟の利休を武野紹鴎に推薦し、その弟子とさせた話は有名である。

2008年4月11日金曜日

炭斗 すみとり

炭点前の際、炭を組んで持ち出す器。

炭取とも書く。古くは烏府(*1)と称した。

籐組・竹組などの組み物や、一閑・瓢・曲物(*2)など材質や形状が多種ある。

歴代家元をはじめとする茶人の好みも多い。桑の箱炭斗は水屋用として用いる。

*1 うふ
*2 まげもの

2008年4月4日金曜日

岡倉天心 おかくらてんしん

文久2年〜大正2年(1862-1913)。美術評論家。

アメリカの美術批評家フェロノサのもとで日本美術の復興に努力する。

明治39年にニューヨークで出版した「茶の本」は後に、仏・独などでも翻訳され茶道文化を広く世界に紹介するものとなった。