2019年5月17日金曜日

槌車文 つちくるまもん



本来は水車を図案化し、水を受ける柄杓と車で構成する柄杓車文に由来するが、車の輪の部分をとり、車の輻(*1)が様々な角度で突き出て並ぶものに槌を付けた文様をいう。

流水や波と共に描くこともあり、平安時代以降使用され、仁清の色絵茶碗の文様にもある。

*1 や=車輪の中心部から輪に向かって放射状に出ている棒。