2018年4月27日金曜日

焙炉灰 ほいろばい



風炉灰のこと。

古くは風炉と炉の灰の区別はいわれなかったが、利休ごろより風炉には宇治の焙炉灰を用いた。

灰が軽く、灰肌がよいと『石州三百ヶ条』にも記されている。

湿り気のある灰は風炉自体を損傷しやすいため、よく乾燥した焙炉の灰が良いとされた。