2017年9月1日金曜日

定家緞子 ていかどんす



名物裂の一つ。

地は茶・萌黄など、文様は萌黄または茶で流水に菊と桔梗のあるものといわれる。

しかし『古今名物類聚』あるいは名物裂帳に見るのは流水ではなく二重蔓唐草に菊花を配したもの。

京都島原の遊女定家太夫の打ち掛けの裂と伝えられる。