2015年2月27日金曜日

緋襷(火襷) ひだすき


無釉の陶器に襷状に入った赤い条線をいう。

古くは奈良時代の須恵器にも見られる。

器を入子にして焼成した際、くっつきを防ぐために間に挟んだ藁が器胎の鉄分と反応して偶然に赤く発色した現象であったが、後には意識的な装飾法となった。

備前焼に代表される。