2014年1月17日金曜日

引盃 ひきさかずき


懐石道具の一種で、客が一枚ずつ引くのでこの名がある。

銚子とともに盃台にのせて客数だけ持って出る。

古くは古田織部が椀の蓋で酒を飲んでいるのを見て、利休が好んだといわれる。

初期は黒塗で、後に朱塗となり、蒔絵・陶磁器などでも作られている。