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茶道百字辞典
2013年6月28日金曜日
利休間道 りきゅうかんどう
名物裂の一種。
千鳥格子風の細かい格子縞を織り出しており、木綿製・絹製の両説がある。
利休が大名物「松屋肩衝茶入」の仕覆裂に用いたところからの称。
紹鴎間道と酷似しており、紹鴎の好みを利休が真似たともいわれる。
16
世紀、東南アジアの産と思われる。
2013年6月21日金曜日
逸翁美術館 いつおうびじゅつかん
実業家小林一三の雅号「逸翁」を館名とし、昭和
32
年、旧邸「雅俗山荘」に開館。
約
5500
点に及ぶ館蔵の美術工芸品は、日本・中国の陶磁器を始め、古筆、古経、中近世の絵画などで、特に逸翁が数寄者であった関係から茶湯に密着した陶磁器が多い。
2013年6月14日金曜日
小林逸翁 こばやしいつおう
明治6年−昭和32年(*1)。
名は一三(*2)。
山梨県出身の実業家。
阪急百貨店を開設、宝塚歌劇団、プロ野球阪急ブレーブスなどを興し、政財界で活躍する。
実業界屈指の美術蒐集家でもあり、蒐集品は池田市の旧邸で現在の「逸翁美術館」に収蔵されている。
*1 1873-1957
*2 いちぞう
2013年6月7日金曜日
醍醐水 だいごみず
京都上醍醐の准胝観音堂の傍にある名水。
醍醐寺開山の理源大師が初めて醍醐山へ登った時、老翁が現れてこれを教え、その美味に理源が「ああ醍醐味なるかな」と嘆賞したという。
醍醐とは、酥(*1)を精製してとる液で、濃厚甘美で、薬用などにされる。
*1 じゅんていかんのうどう
*2 そ =
牛や羊の乳を煮詰めて濃くしたもの。
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