2011年6月24日金曜日

宗和流 そうわりゅう

金森宗和が織部流をもとに道安流・遠州流を加味して開いた茶道流派。

宗和が公家茶湯に参仕したので公家との関係が深い。

また二代から加賀前田家の茶頭をつとめた関係で、加賀にも発展し、さらに飛騨、泉州岸和田、名古屋などにも進出している。

2011年6月17日金曜日

田中仙樵 たなかせんしょう

明治8年(1875)〜昭和35年(1960)。茶匠。

今日庵(裏千家)に茶湯を学ぶ。

明治31年、茶道研究機関「大日本茶道学会」を設立し、『茶道学会』を発刊する。

流儀をこえた伝授物の公開の講演を行い、茶道に新風を入れた。

2011年6月10日金曜日

清寧軒焼 せいねいけんやき

紀州徳川家11代斉順(*1)公の和歌山城下湊御殿の清寧軒における御庭焼。

養父の治宝(*2)公の偕楽園焼に倣ったもので、天保(*3)初期から弘化(*4)の初め頃までの12,3年間の焼成と推定される。

楽焼の精巧な物が多く、楽家10代旦入がこれに従事した。

*1 なりゆき
*2 はるとみ
*3 1830 ~ 44
*4 1844 ~ 48

2011年6月3日金曜日

織部灯籠 おりべどうろう

石灯籠の一種。

織部好みと伝えられる形式で、四角形の火袋を持つ活込み形の灯籠。

台座が省かれ竿が掘立式であるところに特色がある。

古田織部は露地に石灯籠を積極的に採り入れると同時に、露地に適した構造を工夫した。