2011年4月29日金曜日

根来塗 ねごろぬり

漆塗技法の一種。

鎌倉末期に高野山の僧徒が紀州根来に移った際に、寺で使う飲食器を自ら作ったのが起こりとされる。

黒漆の下塗の上に朱漆で上塗りを施したものと、黒塗りのままの「黒根来」と称されるものがある。

2011年4月22日金曜日

紫野焼 むらさきのやき

文化年間(1801-18)頃に、京都今宮神社門前のあぶり餅屋の主人鶴亭がはじめた楽焼。

「紫ノ」の銘印を捺した茶器を焼いた。

印の文字は大徳寺第418世住持、宙宝宗宇(*1)和尚の書という。

黒楽の茶碗が多く、赤楽は少ない。



*1 ちゅうほうそうう = 宝暦10年(1760) - 天保9年(1838)

2011年4月15日金曜日

茶屋四郎次郎 ちゃやしろうじろう

江戸時代の京都の豪商。

初代清延は三河時代より徳川家康に近侍し政商として活躍。

以後、代々四郎次郎を世襲。三代清次は朱印船貿易で活躍した。

茶屋家は後藤家・角倉家とともに京都の三長者といわれ、茶道具名物の蒐集でも知られる。

2011年4月8日金曜日

淡交会 たんこうかい

社団法人裏千家淡交会の略称。

裏千家の門弟を会員とし、裏千家茶道の基本方針や点前作法を全国的に統一するとともに、その相互親睦を図り、現代に適応する茶人の養成を目的として設立された全国組織。

昭和15年11月に設立。

2011年4月1日金曜日

日本民芸館 にほんみんげいかん

日本各地の民衆的工芸品を収蔵、展観している民芸館。

「民芸」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民芸運動の本拠として、柳宗悦(*1)らの考えのもとに昭和11年東京都目黒区に開館。

収蔵品は陶磁・染織・木工など多数に及ぶ。

*1 やなぎむねよし= 1889年〜1961年

日本民芸館の公式HP
http://www.mingeikan.or.jp/