2010年7月16日金曜日

鳥の子紙 とりのこがみ

和紙の一種。

雁皮(*1)、楮(*2)に三椏(*3)を混ぜて漉いた良質の和紙。

淡黄色を帯び、卵の殻の色に似ているのでこの名がある。

鎌倉時代にはじまる。紙質は厚く、緻密で、光沢がある。

主産地は越前岡本(*4)で、これを伝えた摂津名塩(*5)も知られている。


*1 がんぴ
*2 こうぞ
*3 みつまた
*4 現在の福井県越前市
*5 現在の兵庫県西宮市