2022年3月25日金曜日

利休七哲 りきゅうしちてつ

 
利休の弟子の武家七人をあげていう。

『江岑夏書(*1)』には、「利休弟子七人衆」とあり、蒲生氏郷、高山右近、細川三斎、芝山監物、瀬田掃部、牧村兵部大夫、古田織部をあげる。

後世、織田有楽あるいは荒木村重を加えるなど様々な茶書で構成が微妙に変わる。

*1 こうしんげがき=寛文3年表千家4世江岑が執筆

2022年3月18日金曜日

乾漆 かんしつ


木材・粘土・石膏などを用い原型を作り、数枚から数十枚の麻布を糊漆ではり重ね造形した後内型を抜き取り塗り上げる技法。

仏像には木芯乾漆といって、木柱・木骨を芯とし麻布をはり刻苧(*1)漆で肉付けして仕上げたものもある。

*1 こくそ

2022年3月11日金曜日

舟着石 ふなつきいし


庭石の一。

園池の汀(*1)に据えられた平たい大形の石。

本来は舟遊び際の乗り降りのため、舟を着けるという実用から設けられた。

護岸の景として、舟の浮かばない小池にも、その含みで据えられることがある。

枯山水の庭でも用いられることもある。

*1 みぎわ

2022年3月4日金曜日

根府川石  ねぶかわいし

庭石の一種。
板状石理のある硬質の両輝石安山岩で、風化したものは柔らかみのある飴色で緻密の岩質。

かなり厚い板状にへげるのが特徴である。

飛石や敷石などに用いられる。

江戸時代より愛用された。

神奈川県小田原市根深川より産出。

2022年2月25日金曜日

薬器 やくき


薄茶器の一種。

古くは薬品の容器であったものを、茶入に見立てたところからのこの称がある。

扁平で裾がすぼみ、蓋は一文字か少し盛り上がる。

碗形・飯櫃形もある。

後世、薄茶器のいずれの形にもあてはまらないものを、薬器と総称してもいる。

2022年2月18日金曜日

若狭焼き わかさやき


白焼きにした魚の両面に酒を掛けて、こんがりと焼き上げた焼物。

うろこも食べられるように焼く。

もともと若狭湾から来る一塩の魚をそうして食したのだが、のち一塩の有無は問題ではなくなった。

甘鯛・鰈(*1)・鱸(*2)・鰤(*3)などが、良い材料である。

*1 かれい
*2 すずき
*3 ぶり

2022年2月11日金曜日

拭き落とし ふきおとし


根来塗で、上塗りの朱漆をすりはがして、下地の黒漆を現したもの。

古根来では、朱塗が自然に磨滅して、露出した黒との間に独特の色調を作り出すのであるが、それが珍重された結果、江戸以降には、上塗を意識的に摺り剥がすようになった。