2020年4月24日金曜日

淡路砂利 あわじじゃり


庭園材料の一種。

花崗岩(*1)の小石で、淡路産のものをいう。

大きさは三センチないし六センチ内外である。

庭園の補助材料として好んで使用される。

この種のものは、関西では神戸六甲山系、関東の湘南地方からも産出するが、淡路産を本場ものという。


*1 かこうがん

2020年4月17日金曜日

畳紙 たとうがみ


たたみ紙の音便。

横に二つ、縦に四つに折り、幾枚も重ねて懐中した紙のこと。

また道具や衣服を畳んで入れる厚手の包紙も畳紙と呼び慣わしている。

茶湯では紙釜敷として用いたり、煙草を包み入れたりする。

用紙としては檀紙・奉書紙・唐紙などが用いられる。


2020年4月10日金曜日

大津壁 おおつかべ


日本壁の一つ。

色土を主体とし、これに消石灰などを加えて水練りした上塗材料で、漆喰壁と類似。

特に良質の白土と石灰の産地で京阪に近いために主要な材料供給地となっていた大津にちなんだ名称。

表面を磨いて光沢を出したものを大津磨きという。



2020年4月3日金曜日

密参箱 みっさんばこ


 秘伝書などを入れておくための箱。

皆伝者に与えられた。

符号のついた厳重な錠前がつけられていて容易に開閉できない構造になっている。

蓋裏に又玄斎一燈(*1)の書付のある欅(*2)の密参箱や、玄々斎精中(*3)の書付のある柾目の桐の箱が裏千家に残っている。


*1 ゆうげんさいいっとう=裏千家81719-1771
*2 けやき
*3 げんげんさいせいちゅう = 裏千家111810-1877

2020年3月27日金曜日

回青 かいせい


 染付に用いるコバルト顔料の一種で、回々青ともいう。

回あるいは回々とは西アジアのイスラム圏をさし、この方面からもたらされたことを示している。

元時代に景徳鎮窯で初めて染付が焼造された時この回青が用いられたらしい。

2020年3月20日金曜日

別所吉兵衛 べっしょきちべえ


 利休時代の陶工で、京都に住し、古瀬戸の模作をしたという。

その後は代々七里市兵衛を称し、万屋を屋号としたと伝えられる。

なお一説に、吉兵衛は遠州時代の茶入の名工で、瀬戸・伊賀・伊部などに往来し、遠州好みの茶陶製作に協力したといわれる。


2020年3月13日金曜日

湯返し ゆがえし


棚物や台子などを用いた点前の終わりに、柄杓で水を汲んだ後、ただちに一杓湯を汲み、その湯を再び釜に返すことをいう。

柄杓を柄杓立または棚の上に飾る場合に行い、柄杓の合が早く乾くようにするためである。

但し運び水指の場合には行わない。