2022年11月18日金曜日

喚鐘 かんしょう


仏教・茶道用具。

半鐘・小鐘の類で、僧の進退を告げるのに用いる。

例えば、独参で修行者を方丈に入らしめる時の合図に鳴らす。
また広間の茶室でも用いられ、茶席の準備が整って客の入来を促す合図に打ち鳴らされる。

2022年11月11日金曜日

控え釜 ひかえがま


水屋の準備として釜をかけておくこと。

正式な水屋構えには丸炉があり、当日茶事中に本席の釜に支障が生じた時の用意として準備する。

例えば釜の湯が漏れ出したとか、釜の中に不手際にて蓋置を落としたりした時は、その控え釜を持ち出し掛け替える。

2022年11月4日金曜日

房州石 ぼうしゅうせき


石材の一種。

房総半島中南部から切り出された凝灰質砂岩ないし粗粒凝灰岩の総称。

産地により元名石・金谷石・堤ヶ石・本胡麻石などがある。

加工しやすく、耐火力に強いが、寒気には弱い欠点がある。

礎石・敷石・板石その他の加工品として使用される。

2022年10月28日金曜日

雁擬 がんもどき


油揚げの一種で、飛竜頭(*1)ともいう。

味が雁の肉に似ているところからの名称。

水気をきって崩した豆腐に、山芋・卵などを加えてつなぎにし、ささがき牛蒡・千切り人参・きくらげ・麻の実・銀杏などを入れて油揚げにしたもの。

煮物椀などに用いる。


*1 ひりゅうず

2022年10月21日金曜日

衣被ぎ きぬかつぎ


里芋を皮付きのまま蒸すか茹でるかしたもの。

塩を振って供する。

現在好まれている料理のうち、最も素朴かつ古風なものと思われる。

もともとは田舎風な素朴さを供したものであって、京料理などという分野に属するものではなかった。

2022年10月14日金曜日

古則 こそく


禅宗の用語。

古人の説法、もしくは問答をいう。

のちに、著語(*1)や頌古(*2)が付けられるようになって、それらのテキストになるものとしての本則、もしくは公案ともよばれる。

公案は、裁判の判例の意で、のちの判決の手本となるためである。

*1 じゃくご
*2 じゅこ

2022年10月7日金曜日

御物袋 ごもつぶくろ


護物袋とも書き、茶器の袋の総称。

やすめ袋・丸袋・平袋ともいう。

紫・白・朱色などの縮緬(*1)や羽二重(*2)を打ち合わせにし、中に薄綿を入れ、口にかがり緒をつけ、長緒を通して仕立てた袋物。

茶器が破損しないようにこの袋に入れてから箱に収納する。

*1 ちりめん
*2 はぶたえ