2022年4月15日金曜日

破風窯 はふがま


瀬戸系茶入六種(*1)の内の一。

四世藤四郎の作と伝えられる。

破風の名は茶入の釉掛かりの裾際が屋根の破風の形に似るため。

破風窯は更に翁手・市場手・口広手・渋紙手などに細分されるが、いずれも古瀬戸・真中古などに比べて作風が自由になってきている。


*1 古瀬戸・春慶・真中古・金華山・破風窯・後窯

2022年4月8日金曜日

三光 さんこう


本来は天体の日(太陽)・月・星からとられた称で、茶湯では器物の置き合わせの相(すがた)をさしていう。

水指の前に茶入・茶碗を置き合わせるとか、懐石膳の上に、飯椀・汁椀・向付と配するのもいう。

三光を崩さずと戒めとしたもの。

2022年4月1日金曜日

石目塗 いしめぬり


塗面に細かい凸凹が現れている塗り方。

黒塗りの茶道具に多い。

京都清滝の清流石の薄片を鱗状にして蒔き、その上に漆を塗り込んで研ぎ上げて仕上げるもの。

石と漆との堅さの相違が凸凹の面となって現れるもので雅味が深い。

2022年3月25日金曜日

利休七哲 りきゅうしちてつ

 
利休の弟子の武家七人をあげていう。

『江岑夏書(*1)』には、「利休弟子七人衆」とあり、蒲生氏郷、高山右近、細川三斎、芝山監物、瀬田掃部、牧村兵部大夫、古田織部をあげる。

後世、織田有楽あるいは荒木村重を加えるなど様々な茶書で構成が微妙に変わる。

*1 こうしんげがき=寛文3年表千家4世江岑が執筆

2022年3月18日金曜日

乾漆 かんしつ


木材・粘土・石膏などを用い原型を作り、数枚から数十枚の麻布を糊漆ではり重ね造形した後内型を抜き取り塗り上げる技法。

仏像には木芯乾漆といって、木柱・木骨を芯とし麻布をはり刻苧(*1)漆で肉付けして仕上げたものもある。

*1 こくそ

2022年3月11日金曜日

舟着石 ふなつきいし


庭石の一。

園池の汀(*1)に据えられた平たい大形の石。

本来は舟遊び際の乗り降りのため、舟を着けるという実用から設けられた。

護岸の景として、舟の浮かばない小池にも、その含みで据えられることがある。

枯山水の庭でも用いられることもある。

*1 みぎわ

2022年3月4日金曜日

根府川石  ねぶかわいし

庭石の一種。
板状石理のある硬質の両輝石安山岩で、風化したものは柔らかみのある飴色で緻密の岩質。

かなり厚い板状にへげるのが特徴である。

飛石や敷石などに用いられる。

江戸時代より愛用された。

神奈川県小田原市根深川より産出。