2016年1月22日金曜日

越前窯 えちぜんよう



福井県丹生郡織田町・宮崎村付近に点在する古窯群。

須恵器を母体として生まれ、壺や鉢などが主な遺品である。

鎌倉時代初期は穴窯で焼かれ常滑焼と区別しがたい。

室町時代のものは特徴ある刻文や押印があり、江戸時代にかけてはお歯黒壺が多く焼かれた。

2016年1月15日金曜日

佗助椿 わびすけつばき



花名。

佗介椿とも書く。

椿科の常緑喬木。

佗助宗全と称した笠原宗全が愛用した椿であるところからこの名があるという。

椿の中では最も小輪。

開花期は3月から4月。

葉も他に比べると小形で細い。

主な種類に数寄屋佗助・太郎冠者などがある。


2016年1月8日金曜日

三方 さんぼう



神仏や貴人に物を供するのに、また儀式のときに物をのせるのに用いる台。

白へぎの方形の折敷を方形の足に重ね付けたもので、足の三面(前と左右)に刳形の孔が穿たれている。
 
四面にあるものは四方と称する。

茶湯では床の熨斗飾りなどに用いられる。

2015年12月25日金曜日

夕ざりの茶事 ゆうざりのちゃじ



茶事の一種で、時違の茶事ともいう。

午後四時頃から催されるもので、正午でも夜咄でもなく、夕方より催されるところからの称。

亭主は炉の底をとって濡れ釜をかけ、ゆるゆると動作し、夜に入ると灯火をともし、夜咄と同様の心配りがなされる。

2015年12月18日金曜日

黒田正玄(初代) くろだしょうげん



天正6年ー承応2(*1)

茶匠。

越前の人で、長じて上京し、小堀遠州に茶湯を学び、日々怠ることがなかったので「日参正玄」の異名を得た。

黒田庄兵衛から柄杓作りの伝を受けて、千家の柄杓師となった。

以後、子孫代々業を継ぎ、今日に至る。

*1 1546 - 1653

2015年12月11日金曜日

暁の茶事 あかつきのちゃじ



茶事七式の一つとされ、冬期の暁に催す茶事。

夜込め・残灯・残月の茶事とも称する。

前夜から仕掛けた釜・灯火類は夜半に一旦消して、再び未明から油を補い、火を点じてまだ暗い内に客を迎える。

終わる頃に夜が明け放たれる風情を楽しむ茶事である。

2015年12月4日金曜日

露地門 ろじもん



露地口に設ける門。

軽快な形式が望ましい。

萱門(*1)・柿葺門(*2)・小瓦葺門などいろいろある。

屋根は切妻・入母屋・寄棟などで、扉には両開戸として網代戸・唐戸・透し彫板戸などを用いている。

軒打は漆喰のたたきや真っ黒の畳石敷など。

*1 かやもん
*2 こけらぶきもん