2022年5月20日金曜日

甫竹 ほちく


利休時代の茶杓師。

堺の人。

通称重右衛門。

もと絹商人だといわれる。慶首座(*1)に茶杓削りの技を学び、利休よりその秘伝を受けて茶杓師となり、古田織部の愛顧を受け、徳川秀忠にしばしば茶杓を献上したという。

子孫4代みな甫竹を称した。


*1 けいしゅそ = 桃山時代の禅僧。茶杓削りの名手。


-----