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茶道百字辞典
2022年4月29日金曜日
鶯垣 うぐいすがき
露地の囲い垣の一種。
土台は使わず、枝付きのツツジを張り付け、その上を割り竹で押さえてくくりつけた垣根。
また、ツツジ以外では、この方法で黒文字の幹枝を使い、割り竹で両側から挟んで作ることもある。
侘びた意匠で草庵露地にふさわしい。
2022年4月22日金曜日
正木美術館 まさきびじゅつかん
昭和43年、大阪府泉北郡忠岡町に開館した。
実業家の正木孝之氏の収集品で小野道風筆「三体白氏詩巻」、藤原行成筆「後嵯峨院本白氏詩巻」、「大灯国師墨蹟」の3点の国宝と7点の重要文化財を主に水墨画・墨蹟・考古品陶器など、東洋古美術のコレクションである。
正木美術館の公式サイト↓↓
http://masaki-art-museum.jp/
2022年4月15日金曜日
破風窯 はふがま
瀬戸系茶入六種(*1)の内の一。
四世藤四郎の作と伝えられる。
破風の名は茶入の釉掛かりの裾際が屋根の破風の形に似るため。
破風窯は更に翁手・市場手・口広手・渋紙手などに細分されるが、いずれも古瀬戸・真中古などに比べて作風が自由になってきている。
*1 古瀬戸・春慶・真中古・金華山・破風窯・後窯
2022年4月8日金曜日
三光 さんこう
本来は天体の日(太陽)・月・星からとられた称で、茶湯では器物の置き合わせの相(すがた)をさしていう。
水指の前に茶入・茶碗を置き合わせるとか、懐石膳の上に、飯椀・汁椀・向付と配するのもいう。
三光を崩さずと戒めとしたもの。
2022年4月1日金曜日
石目塗 いしめぬり
塗面に細かい凸凹が現れている塗り方。
黒塗りの茶道具に多い。
京都清滝の清流石の薄片を鱗状にして蒔き、その上に漆を塗り込んで研ぎ上げて仕上げるもの。
石と漆との堅さの相違が凸凹の面となって現れるもので雅味が深い。
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