2022年1月21日金曜日
密陀絵 みつだえ
顔料を桐油で溶き、密陀僧(*1)と呼ばれる一酸化鉛を加えた油絵具で、漆面に絵・文様を描いたもの。
正倉院御物にはこの種の遺品が多く、平安時代以後も漆芸の一部にこの技法が利用されている。
色漆絵と異なり白色の発色が冴え、色数も多い。
*1 みつだそう
【お詫びと訂正】 2017年6月30日発行分の〈瑞穂流〉の中で、『 安政2年(*1)和歌山の大火にあい、すべてを失ったといわれる。一子相伝、ほかに教授もしないので埋もれたに近い』とありましたが、現在兵庫県明石市において、野村瑞穂氏が継がれておられるとのことです。 関係者の皆様方には大変ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。お詫び申し上げ、訂正をさせていただきます。