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茶道百字辞典
2020年7月31日金曜日
赤玉香合 あかだまこうごう
呉須赤絵の型物香合。
丸形で大きさに変化があり、大中小と分けられている。
小は小丸といわれ、ことに珍重される。
この種の多くは、器表を四方に割り、赤地、あるいは赤丸と花文を交互に配し、華やかな意匠にしている。
型物香合西方二段二十一位。
2020年7月24日金曜日
一味同心 いちみどうしん
同じ物を飲食すると人々が一体になるという信仰に基づき、多くの人々が共同で飲食して一体感を呼び起こすこと。
キリスト教の聖餐式
(*1)
・禅寺の茶礼・結婚式の盃事などはこの信仰に基づいた共同飲食の儀礼である。
濃茶の飲み廻しの根底にも、この考えがある。
*1
せいさんしき
2020年7月17日金曜日
豆腐 とうふ
二千余年昔中国に始まったと伝えられる豆腐は奈良時代の遣唐僧らによって我が国にもたらされたと思われる。
鎌倉時代になり再度輸入され、調理法・食法ともに禅寺の日常食品として発達した。
その後江戸時代には一般化して調理法・加工法共に多彩を極めた。
2020年7月10日金曜日
赤石 あかいし
石材の一種。
赤色の庭石を総称する。
佐渡の赤玉石は特に有名である。
各地に産出するが数は少なく、京都府の丹波・貴船、新潟県姫川などから産する赤石は渋い色調で庭石として好適である。
昔から作庭伝書では赤石で吉凶を占っている。
2020年7月3日金曜日
久世切 くぜぎれ
伝藤原伊経筆。
『万葉集』の仮名の歌を抄出した写本の切。
もとは巻物で料紙には丁子吹きを用いている。
筆跡はよく伸び、風韻に富む書風である。
伊経
(*1)
を筆者と伝えるが、書風と料紙の上から平安時代とおぼしく、書写は
12
世紀初頭であろう。
*1
これつね
/
いけい
=?~
安貞元年
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