2019年6月28日金曜日

たわらこ たわらこ



海鼠(*1)を炒って串に刺し干したものを煎海鼠(*2)という。

江戸時代長崎貿易で清国向けに俵に詰めて輸出した海産物を俵物といって煎海鼠・干鮑(*3)の二品であった。

『天王寺屋会記』などにみる「たわらこ」も煎海鼠とされ吸物に使われ、『利休百会記』では菓子に出されている。


*1 なまこ
*2 いりこ
*3 ほしあわび