2018年8月31日金曜日

吸茶 すいちゃ


濃茶の飲み回しのこと。

古来各服点(*1)であった濃茶の飲み方を吸茶にしたのは利休だといわれる。

茶会記『松屋会記』の天正14年に初見される。

内容は「御茶極無、スイ茶ハ宇治、久政、宗立、源五殿也」というもので、この頃吸茶が考え出された。


*1 かくふくだて = いわゆる一人ずつに点てられた茶。