2017年6月30日金曜日

瑞穂流 みずほりゅう



茶道流派の一つ。

紀州日高の城主 玉置権頭に始まるという。

この16(中興2)玉置一成の著に『茶道要鑑』がある。

 安政2(*1)和歌山の大火にあい、すべてを失ったといわれる。

一子相伝、ほかに教授もしないので埋もれたに近い。


2017年6月23日金曜日

義山 ぎやまん



義山は当て字。

ガラス製の器をいう。

ポルトガル語のダイヤモンドから点じた語で、彫刻を施したガラス製品をギヤマン彫りとよんだところから、19世紀以降ガラス製品一般をさすようになった。

水指や、向付・菓子鉢などの懐石用具に用いられる。

2017年6月16日金曜日

手柄 てがら



人から賞賛されるような技量や功績。

主として茶湯における趣向や道具組などで優れた働きをすることをさす。

室町後期から江戸初期まで、茶湯者や数寄者が先例にこだわらず茶湯をしていた時期には、茶湯における功績や実績がその人物の評価となった。

2017年6月9日金曜日

直書 じきがき



器物の箱蓋の表裏や側面、また、器物自体の表面や底裏、茶碗の高台際などに、墨あるいは漆で直接施した書付をいう。

これにより作者・制作地・銘・伝来の由緒などが判定できる。

器物の所有者・茶人・家元・宗匠などのものが最も尊ばれる。


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2017年6月2日金曜日

塩辛 しおから



魚類・貝類・烏賊・蟹などの肉・卵・腸などを部分別に塩漬けにした発酵食品。

古語では「なしもの」と表現された。

塩味を控え、酒や麹を併用するなどすると、一味違った食品になる。

今日の茶料理ではこちらを取り合わせられることが多い。