2017年3月10日金曜日

真山水 しんさんすい


 真行草の三体の内、最も端正な筆法で描かれた山水画をいう。

すでに宋元画にこの三体の描き分けは見られるが、日本では室町時代の漢画派がこれを試みており、ことに雪舟(*1)はその描き分けに秀でていて、それぞれにいくつかの名作を残している。


*1 せっしゅう 室町時代に活躍した水墨画家・禅僧