2016年7月22日金曜日

検校 けんぎょう


長次郎作赤茶碗の代表作として名高く、長次郎七種の一つに数えられていたが、現在は存滅不詳。

その銘の由来は、利休が人々が選び残した茶碗を見て、その作ぶりの良さを賞めるために、「これを取り残すとは皆々検校(*1)殿よ」と言ったという伝えによる。



*1 中世・近世日本の盲官(盲人の役職)の最高位の名称。